納豆の話 【 多様性? 】

 

こんにちは。三代目伊藤です。
 
 
悲しいことに、納豆といえば地球上で最も多様性のなさそうな食品、
 
と思われている方、多いのではないでしょうか?
 
 
 
今日は、そんなことないです、というお話です。
 
 
 
納豆業界には、誰もが知っている大手企業から、
 
地域色の強い中小企業まで、様々な顔ぶれの企業が存在します。
 
全国津々浦々、北海道から沖縄まで納豆屋さんが存在するわけです。
 
全国納豆協同組合連合会という、納豆業界では誰もが知る
 
組合があるのですが、所属している納豆屋さんは、全国で約200社
 
大体1県に4社位ある計算です。
 
 
 
ちなみに、 山梨県にはせんだい屋を入れて2社、
 
組合に加入しています。
 
 
 
つい先日、組合主催の視察旅行があり、北海道に行ってきました。
 
そこで、試作納豆のプチ品評会がありました。
 
同じ大豆を使って納豆を作っていても、
 
納豆の色、香り、大豆の固さがそれぞれ違っています。
 
色、香り、固さが違うと、総合的には全く違うものなんですね。
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「伊藤さんとこは豆がやわらかいね」
 
「この納豆は炭火室で作っているから 香りが違うね」
 
「苦味がないね」
 
 
などなど、あちこちで納豆談義に花が咲きます。
 
 
 
 
各会社の好みもありますが、各地域によって好まれる
 
納豆の味も違います。
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
タレに関しても、九州は砂糖がたっぷり入ったような甘いタレ。
 
関東はしょう油味のしょっぱいタレ。
 
山梨県のせんだい屋は女性に人気のちょっと甘めのタレを
 
使用しています。
 
 
 
これも地域の好みの味があり、それぞれの地域で違います。
 
 
 
 
あらためて納豆の多様性を感じ、日本の食文化に深く根付いた
 
食品である事を認識しました。
 
 
 
そして日々、美味しい納豆の製造に奮闘している同業者の話を
 
聞いて、とても刺激になりました。
 
 
 
納豆バンザイ!
 
 
 
せんだい屋も、現状に満足せず、
 
もっともっと納豆バカになって、
 
大豆の旨みを感じられる、
 
美味しい納豆の製法を追及するぞ!
 
と新たに気合を入れ直しました。
 
 
 
インターネットで納豆を販売している納豆屋さんは多いので、
 
いろいろな県の納豆を食べ比べてみて、ぜひ自分好みの納豆を
 
見つけてみて下さい!
 
 
 
 
 

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